法律にかかわる資格と仕事
就職・転職・独立に有利な法律に関する資格を網羅。資格と職種、仕事の内容についての解説付き。

 業務を拡大するには

少ないチャンスの活かし方/業務を拡大するには

行政書士の職域にこだわらず、徹底的にお客の面倒をみる

お客さんから
仕事の依頼や相談を受けてから
そのお客さんが目的を達成するまで
行政書士が単独ですすめられる仕事というのは限られてきます。

多くの場合
他の資格業者の介在が必要になってきます。

例えばそのお客さんが
農地を宅地に転用したいという場合
ただ市区町村の農業委員会に出向いて
農地法の申請手続きをすればいいというものではありません。

農地法の申請手続きは行政書士の業務ですが
農地法の申請手続きを行う前の
農地の境界や面積の確定は土地家屋調査士の仕事。

農地法に添付する
建物の具体的な計画書の作成は建築士の仕事。

農業委員会で農地申請が受理されても
その依頼人にとっては
それで目的が達成されたわけではありません。

建築にかかわることは建築士に依頼し、
建物が完成したら
表示登記申請を土地家屋調査士
所有権に関する登記申請を司法書士に依頼しなければなりません。


この一連の複雑な流れについて
詳しい依頼人というのは滅多にいません。

ここが行政書士にとっては業務拡大のチャンス

たとえ収入にならなくても
この依頼人の目的が完遂するまで
最後まで依頼人の相談に乗ってあげることです。

行政書士の職務以外の部分はボランティアになりますが
依頼人とともに銀行や官公署へ出向いたり
適宜他士業資格者との連絡・調整にあたることができれば
依頼人の絶大な信頼を得ることになります。

感謝した依頼人が
別のお客を紹介してくれたりします。

行政書士の職務外のことだから
これ以上は相談にのれませんとか
自分の職務の範囲のことだけ完了してそれで終わり
というのでは業務の発展はありえないというもの。

行政書士の仕事というのは
扱える仕事の数が多い割りには
「純粋に行政書士だけが扱える仕事」というのが
それほどありません。

たいてい他士業の職域とかぶってきます。

そこでどのようにして
顧客を獲得していくかという
むつかしい課題が生まれてきます。

ただ事務所で
お客さんがくるのを待っていたのでは
そのまま日が暮れてしまいます。

少ないチャンスを
自分自身を売り込む絶好の機会と捉えて
業務の拡大につなげましょう。